陶磁器と一言で言うことがよくありますが、陶器と磁器はその性質がチョット違います。
よく性質の違いを理解して日常の生活にご活用下さい。
| 陶 器 | 磁 器 | |
|---|---|---|
| 外見から | 光にかざしても透光性は無い | 光にかざすと透光性がある。洋食器によく利用されるボンチャイナやニューボンなどは透光性はさらに優れる。上薬に不透明な釉薬を使用している場合はこの限りでない |
| 音質から | 叩くと低音のコツコツ | 叩くと金属的なチィーンと高音 |
| 吸水性 | ある。使用したら出来るだけ早めに洗浄しておく必要がある。 | 無い。しかしながら、表面にヒビの入ったような貫入の入った器では天ぷらやコロッケなどの油ものの使用は出来るだけ避けるようにする。生地と表面の釉薬が、焼成から冷却時の収縮率の違いによる貫入なのだが、急冷などにより突然破損することがあるので、注意されたい。 |
| 原料など | 粘土を主原料として、釉薬を掛けたものと、掛けずに焼締めたものがある。硬度は素材や焼成温度により極端に弱いものもある為、取り扱いには注意を払う必要がある。特に口回りである縁が欠け易い事が多い為収納する場合には出来るだけ積み重ねを避けるよう心がけたい。 | 陶石を原料として長石・カオリン・珪石などを配合したものを素地とする。硬度は陶器よりは高く、特に素地が薄いものでなければ破損は少ない。磁器の素材の中に骨灰をいれたボンチャイナや特殊素材を使用した強化磁器などは特に強度が高い。 |
| 熱伝導 | 素地が粗い為比較的熱の伝わりは遅く、保温性能は逆に高くなる。素材の質感から温かい煮物などを入れるのには適する。最近では冷たいビールなどを入れたフリーカップなどの人気も高い。 | 熱伝導は早い。湯呑など形状が樽型で中央が膨らんだような形の場合には、熱いお茶を入れた場合には熱くて湯呑が持てない場合もある。熱いお茶などを入れたい場合には口元が開いた朝顔型のものを使用するとよい。 |

