
陶器の花瓶を購入した直後、すぐ水を入れて即床の間に置いたら、翌朝床の間が水浸しになっていた。”いったいどうしてくれるんだ…この花瓶は不良品だ!”と、お客様の苦情のお話・・・・・・
磁器で出来た作品はともかく、陶器はもともと吸水性があるため購入したばかりの時は花器が吸った水がそのまま漏れてしまうことも多々あります。
現在は、最近施行されたPL法でお客様に即 ”賠償責任だ…” なんて事を言われるのが怖くて、多くの陶芸作家やメーカーでは花器の内側に大抵シリコンなる皮膜を張ってお客様に渡している作品も多く、水漏れなんて事は少なくなりました。
でも、陶器の味わいとはそんな滲み出したアクのようなもので使用している内に徐々に形成されてくるから、これも良いことか悪いことか、チョット疑問の残るところです。
通常花器などの水を張って使用する器は、あらかじめ器の中に草などを入れたまま水を入れ屋外の水が漏れても良い所で2~3週間放置しておきます。通常ならば、これで生地目の粗い陶器の器に、草木のエキスが、生地の隙間に徐々につまって水漏れが解消するとされています。他にもおかゆを入れたり、米のとぎ汁を入れたりする方法もあるようです。
また、水漏れには関係はありませんが、花器に独特の渋い風合いを作り出す為に、作品をどんぐりの汁に付けて味わいを出す方法もあるようです。

